米国ワシントン州ウッディンビル – 2025年8月20日 – Group14 Technologiesは本日、韓国SKをリードインベスターとし、ポルシェ・インベストメント、ATL、OMERS、デカーボニゼーション・パートナーズ、ライトロック・クライメート・インパクト・ファンド、マイクロソフト・クライメート・イノベーション・ファンドを含む既存投資家から強い支援を受けて、4億6,300万USドルの資金調達ラウンドを完了したと発表しました。調達された資金は、Group14のシリコン電池材料SCC55の製造を米国と韓国で拡大し、世界的なエネルギー貯蔵需要の急増に伴った圧倒的な需要に対応するために活用されます。
さらに、Group14は韓国の尚州に所在するSKとの合弁事業の完全な所有権を取得しました。2021年に設立された合弁事業のバッテリー活性材料(BAM)工場は、Group14の主要技術である SCC55 を EV 規模で生産し、グローバルな電池製造業界をサポートしています。
「Group14にとっての転換点であり、当社のシリコン電池材料を基盤とした高性能エネルギー貯蔵の未来が既に到来していることを明確に示すものです。」と、Group14のCEO兼共同創業者であるリック・ルーベは述べた。「私たちは地域ごとの電池サプライチェーンを強化し、お客様を世界的な貿易の不確実性から守ります。」
Group14の商業用バッテリー活性材料工場の3基目として、BAM-3は世界の主要電池メーカーが拠点としている地域であるアジアに戦略的に位置しています。2024年9月、10ギガワット時の工場は、100社を超える世界中の電気自動車および消費者向け電子機器の電池メーカーへSCC55の出荷を開始しました。
「Group14は、すでに数百万台ものATLバッテリーに組み込まれており、AI搭載スマートフォンの供給源になっています。」と、TDKの子会社であるATLの執行副社長、ジョー・キット・チュー・ラム氏は述べた。「私たちは、次世代の高性能シリコン電池を駆動する為に、シリコン負極材料のより広範な供給を支援しています。」
Group14の1基目と2基目のBAM工場はワシントン州に位置しています。同社はドイツに最先端のシランガス工場を建設し、欧州におけるシリコン電池インフラの拡大を進めており、次世代のエネルギー貯蔵技術に不可欠な前駆体を供給する役割を果たします。
シリーズDラウンドを経て、Group14は成長資金として10億USドルを超える株式資金を調達しました。